セカンドオピニオンとは
患者が現在の主治医の診断や治療方針について別の医師の意見を求めることを指します。これは、病気や治療に関する情報を広く収集し、より納得のいく治療法や方針を選択するために行われるものです。特に、がんなどの重篤な病気の場合や手術が必要とされる場合にセカンドオピニオンを求めることが多いです。
患者が現在の主治医の診断や治療方針について別の医師の意見を求めることを指します。これは、病気や治療に関する情報を広く収集し、より納得のいく治療法や方針を選択するために行われるものです。特に、がんなどの重篤な病気の場合や手術が必要とされる場合にセカンドオピニオンを求めることが多いです。
オンラインセカンドオピニオンは、インターネットを通じて医師の意⾒を求める ⽅法で、特に遠⽅に住んでいる⼈や移動が難しい⼈にとって便利です。
患者本⼈が直接医師に相談できない場合、代理⼈(家族・医療コーディネーターの関係者)が代わりにセカンドオピニオンを求めることを指します。
これはオンラインや代理によるセカンドオピニオンとは異なり、患者が直接医師のもとを訪れ、対⾯で診察を受けながら別の医師の意⾒を求める⽅法です。
最初の医師が⾏った診断や治療⽅針が正しいか、他の医師の意⾒を聞くことで確認できます。異なる視点からの意⾒が得られることで、より納得のいく判断が可能となります。
セカンドオピニオンを求めることで、患者⾃⾝やその家族が安⼼感を得られます。複数の専⾨家が同じ結論に達すれば、治療に対する信頼感が増すことが期待できます。
セカンドオピニオンを⾏う医師が、最初の医師とは異なる治療法やアプローチを提案するかもしれません。これにより、患者にとって最適な治療法を選択する幅が広がります。
セカンドオピニオンを受けることで、誤診や過剰診断を防ぐ可能性が⾼まります。異なる医師の意⾒を⽐較することで、診断の精度が向上することがあります。
セカンドオピニオンを求める過程で、患者は⾃⾝の病気や治療についてより深く理解することができます。これにより、治療に対する主体性や積極性が⾼まることがあります。
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医療機関名
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料金/時間
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|---|---|
| 国⽴がん研究センター中央病院 | ¥132,000/60分 |
| 国⽴がん研究センター東病院 | ¥33,000/30分 |
| 国立精神神経医療研究センター病院 | ¥110,000/60分 |
| 国⽴成育医療研究センター | ¥110,000/60分 |
| 東京科学大学病院(旧東京医科歯科大学病院) | ¥88,000/60分 |
| がん研有明病院 | ¥110,000/30分 |
| 聖路加国際病院 | ¥55,000/30分 |
| 慶應義塾⼤学病院 | ¥66,000/60分 |
| 筑波⼤学附属病院 | ¥44,000/60分 |
| ⻁ノ⾨病院 | ¥55,000/30分 |
| 順天堂医院 | ¥33,000/30分 |
| 病名 | すい臓がん |
|---|---|
| 患者 | A氏 |
| 国籍 | 韓国/年齢:67 |
| 受診病院 | QST病院 |
| 治療内容 | 重粒子線治療 |
私は韓国で膵臓がんと診断されたとき、すでにステージⅢで、主要な血管に浸潤が見られたため手術は不可能とされました。抗がん剤治療を10回受けるも、病変のサイズはほとんど変わらず、副作用の苦痛で体力も精神も限界に近づいていました。そんな中、偶然参加した韓国のがん患者支援グループのミーティングで、Aさんという患者さんの話を聞きました。彼女は日本の重粒子線治療を受けて回復したという体験談を熱心に語り、その具体的なプロセスや成功体験に感銘を受けました。
その後、彼女の勧めでアイセルネットワークスに連絡し、QST病院での適応判断を受ける機会を得ました。初診時、担当医師から「病状は進行しているが、治療の可能性は十分ある」との言葉をいただき、家族とも相談して日本での治療を決意しました。
治療準備として5日間の検査と固定具の作成を完了後、1週間の空き時間を利用して一時帰国しました。しかし、帰国してすぐ体調に異変を感じ、韓国の主治医に緊急受診しました。血液検査の結果、肝機能のALP値が通常の3倍以上に上昇しており、医師は「総胆管狭窄が原因で、即座に胆管ステントを挿入する必要がある」と説明しました。私は驚きと不安で押しつぶされそうでした。
その際、私は冷静さを保ち、日本のQST病院の担当医にアイセルネットワークスを通じて状況を報告しました。担当医からは、「現段階でのステント挿入は必須ではない」との判断をいただき、予定通り治療を進めるため再度渡航することができました。この冷静な対応が、過剰治療を回避する大きな決め手となりました。
重粒子線治療は12回にわたり行われました。通常は週一回の血液検査を実施しますが、私の場合は特別に毎日血液検査を実施しました。ALP値は最高で267 U/Lに達し、一時は治療継続が難しいのではないかという不安も抱えましたが、担当医は「肝機能の数値は経過観察しながら進められる」と自信を持って治療を続けてくれました。
治療が進む中で、次第にALP値が低下し、最終治療日には216 U/Lまで下がりました。特に印象的だったのは、治療中に担当医が毎回患者一人ひとりに丁寧に説明を行い、「安心して治療に臨める環境」を作ってくれたことです。
治療を無事に終えた後、韓国に帰国し、さらに約2週間が経過しました。その後の検査でALP値が完全に正常範囲(60 U/L)に戻っていることが確認され、担当医の言葉どおり治療が功を奏していることを実感しました。また、その後の定期検査では病変のサイズが徐々に縮小しており、再発の兆候も見られないとの結果が得られました。こうした結果により、私は日本の医療技術だけでなく、医師たちの冷静な判断や患者に寄り添う姿勢に心から感動しました。
今回の治療を通じて、日本の医療の慎重かつ的確な判断がなければ、私は不必要な治療を受けていたかもしれません。医師や医療スタッフの献身的なサポートのおかげで、私は新たな希望を持つことができました。この経験を通じ、同じように病に苦しむ人々に、正確な情報と信頼できる医療チームを持つことの重要性を伝えたいと思います。
| 病名 | 中咽頭扁平上皮癌、頸部リンパ節転移ステージ4A-4B |
|---|---|
| 患者 | B氏 |
| 国籍 | ベトナム/年齢:66 |
| 受診病院 | 国立がんセンター中央病院(NCCH) |
| 治療内容 | 化学療法・放射線療法 |
2022年から2023年にかけて舌の左部に痛みを覚えたQ氏は、ベトナムのA病院で3~4か月間複数回にわたり治療を受けましたが、改善は見られませんでした。2023年4月に腫瘍が確認され、左舌根部腫瘍が疑われるようになりました。詳細な検査により、左舌根部に2.72x2.4x3.82cmの腫瘍と頸部リンパ節転移が確認され、生検の結果「浸潤性、角化型、扁平上皮癌」と診断されました。
A病院の主治医からは、外科的切除が難しく、仮に行った場合には患者のQOL(生活の質)を大きく損ねる可能性があるため、全身放射線療法が推奨されました。しかし、より良い治療法を求めたQ氏は、ベトナムのがんセンターに相当するK病院で意見を聞きました。K病院の医師からは、病状が複雑であるため日本の国立がんセンター中央病院(NCCH)でセカンドオピニオンを受けることを勧められました。
NCCHでの精密な診断により、中咽頭扁平上皮癌であることが確定しました。NCCHの内科、外科、放射線科の専門医3名が連携し、最適な治療方針が検討されました。本症例では、パピローマウィルス陰性であることが確認され、原因はQ氏の長年の喫煙習慣と推定されました。
外科手術による治療では舌・喉頭を全摘出する必要があり、声を失うだけでなく、飲食にも多くの制限が出るためQOLが著しく低下すると判断されました。そのため、NCCHでは手術・化学療法・放射線療法を組み合わせた「集学的治療」が提案されました。
具体的には以下の治療方針が示されました。
治療期間は約6か月とされました。
治療中、副作用が辛い場面もありましたが、導入化学療法が想定以上の効果を示し、腫瘍はほぼ消失しました。その結果、外科手術は不要となり、臓器温存が可能になりました。また、ベトナムで提案された全身放射線療法に対し、NCCHでは患部に限定した照射で済んだため、副作用の軽減も図られました。
治療終了後、現在は再発や転移が無いか確認するため経過観察中です。患者様は「日本の医療技術と丁寧なケアのおかげで、最善の治療を受けられた」と非常に感謝されています。特に、日本の医師たちが最新の治療法を駆使しながらも患者のQOLを最大限に尊重してくれた点を高く評価されています。
Q氏は、もしベトナムで治療を続けていたら外科手術や全身放射線療法による生活の質の低下が避けられなかった可能性が高いと感じています。日本で治療を受けたことで、患者としての希望を持ちながら日常生活に戻れる未来を手にすることができました。
| 病名 | 胃がん |
|---|---|
| 患者 | C氏 |
| 国籍 | 中国/年齢:40代 |
| 受診病院 | がん研究センター有明病院及び国立がんセンター中央病院 |
| 治療内容 | オンラインセカンドオピニオン |
日本の胃がん治療は、アジアのみならず世界でもトップクラスであり、その5年生存率が71%にも達しているという事実に、大きな希望を抱いていました。これは、早期発見を可能にする優れたスクリーニング体制、患者一人ひとりに合わせた全周期の個別化治療、そして精密な外科手術によるものだと認識しています。
そんな中、まさか自分自身が胃がんと診断されるとは思いもよらず、衝撃と不安の中で私は、治療に関する情報を必死に探し始めました。日本での治療も視野に入れ、さまざまな病院の情報を調べた結果、日本のがん専門病院は基本的に「手術の可能性がある」もしくは「急性的な治療が必要な」国際患者しか受け入れない傾向があることが分かりました。進行期で手術適応がない場合の受け入れは比較的消極的であるという現実に直面し、私はまず中国で化学療法を開始することを決断しました。
1回目の化学療法を終えた後、日本の医療渡航支援機構「アイセルネットワークス」を通じて、日本の癌研有明病院および国立がん研究センター中央病院でのセカンドオピニオンを申し込みました。医療コンサルタントのスタッフの方が迅速かつ丁寧に対応してくださり、癌研有明病院胃外科の布部創也教授と、国立がん研究センター中央病院内科の庄司広和教授とのオンライン診療を手配してくださいました。
2回の診療を通じて得られた結論は以下の通りです:
私の場合は前者に該当し、希望はまだ残されていると分かりました。この時の安心感と希望は、私にとって大きな救いでした。
さらに、日本での治療方針と中国の治療方針には相違点があるものの、日本の医師たちは中国での治療について反対の意見を持っていないことも分かりました。ただし、直接二次治療薬を使用した場合、もし効果が出なければ、その後に使用可能な薬がなくなるリスクがあるという指摘を受けたため、治療計画について慎重に考える必要があることを痛感しました。
日本の2人の専門医からセカンドオピニオンを受けたことで、国内での治療方針がより明確になりました。そして、診療後にアイセルネットワークスのスタッフの方を通じて夫に送られてきたメッセージが、私の心に深く刻まれています。
「布部創也教授は、患者様がまだ非常に若く、良い方向に進む可能性が十分にあるとおっしゃっています。ぜひ頑張ってください。庄司広和教授は、オンライン診療中に画面越しで映った患者様の旦那様の様子が少し沈んでいると感じていらっしゃいました。もっと自信を持ち、前向きで楽観的な気持ちになることが、患者様にとっても大きな良い影響を与えるはずです。」
この言葉は、絶望と混乱の中にいた私に温かさと希望を与えてくれました。私はこのメッセージをwechatの「お気に入り」に保存し、つらい時には何度も読み返しています。そのたびに涙が溢れますが、同時に力が湧き、前を向く勇気をもらっています。
今回、日本でのセカンドオピニオンが実現できたのは、日本の医師たちの専門性だけでなく、アイセルネットワークスのスタッフの方の存在があったからこそです。全体のプロセスを通じて、非常に専門的かつ温かいサポートを提供してくださいました。日本の病院への連絡や代診、そして家族への気遣いに至るまで、彼女の一言一言には高い専門性が感じられました。医学に精通し、病状を客観的かつ細やかに分析してくださるだけでなく、常に患者中心の姿勢を崩さず、私の気持ちを丁寧に汲み取ってくださるその姿勢は、言葉では表しきれないほど感謝しています。担当してくださった方はまさに私たちが最も信頼できる親密な戦友でした。
どのような状況であれ、人の温かさと希望の力がどれほど大きな支えになるかを、この経験を通じて改めて実感しました。